10. メッツラーのタイヤ。

小学生の時、休みの日は父の「ハービー」の洗車を手伝いました。

洗いながら父がいろいろ教えてくれます。

四輪独立懸架ででこぼこ道でも乗り心地がいいこと。(うーん、そうかなぁ?)

ヘッドライトがKOITOの理由(あとで思ったのですが、東芝だったかもしれません)は、ドイツは右側通行だけど、日本は左側通行だからとか。

タイヤはメッツラーというドイツの会社だということ。

ebayから

 

父は、「実はメガネも、メッツラーなんだ。」タイヤを作る会社がメガネをつくか?とおもいましたが、ほら、と見せてくれたメガネのつるには、Metzler Germany とかいてあります。

ヤフオクより

そんなこともあるのか。

 

メッツラーって最近どうなってるんだろう。きかないですね。

現在メッツラーは、ピレリに買収されてバイクのタイヤしか作ってないようです。1970年後半まで車のタイヤも作ってました。

https://www.metzeler.com/ja-jp/home

メガネ部門はピレリは必要ありません。どうなったのだろう?検索してみました。

ありました。

http://www.metzler-international.nl/lenses/ 
会社の歴史からは、タイヤは関係ないみたいです。

ちょっと待ってください。わあああ、よく見ると、タイヤは「METZELER」 メガネは「METZLER」。つづりがちがいます。

ブログ書き終わる今気づきました。 

 

お父さん、全く違う会社だよ。

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9. 懐かしいヘッドレスト。

70年代を思い出すと、ああ、それ懐かしい、と思うものがあります。

  • エメロンリンス。キャップ一杯を洗面器の湯に薄めて使う。

    出店 ヤフオク

  • アメリカンクラッカー。(失敗するとうでに激痛)

アメリカンクラッカー

  • ローバック用ヘッドレスト。

「ハービー」(父がつけた「かぶと虫」の名前)は、ローバックシートでした。

「むち打ち」の後遺症について、この頃よく聞きました。

ですから、70年初頭はローバックとからハイバックへの転換期だったように思います。「かぶと虫」もオプションでハイバックにできた時代でした。

先日オークションで見つけました。このヘッドレスト。 

「ハービー」の運転席にはこれがついたました。

懐かしいなあ。

 

出典 ヤフオク

父はぼくと乗るとき。これを助手席に付け替えてくれました。

(やさしい)

幸いなことに、これが必要だったことはありませんでした。

やさしいかった、おとうさん。

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8. 夏休みの「かぶと虫」

小学生のときのお盆休みの続きです。

父には墓参りの他に、もう一つ目的がありました。

それは、祖母に「ハービー」をみせることでした。

 

父は自慢げに、「ハービー」に祖母を乗せ、親せきの家や、墓まいりに出かけます。

祖母に、「どうこの車?西ドイツ製なんだ。(ちょっと自慢)」 

「少しうるさいね、この車。」

祖母が、音に気づいたのにはすこし驚きました。

父は思いもよらぬ祖母の言葉に、すこし凹んでいる様子だったかもしれません。

 

ぼくの目的といえば、「かぶと虫」を捕まえることでした。 

本物「かぶと虫」

まだ薄暗い朝、祖母とまだともっている街路灯の下を見ながら歩きます。

本物の「かぶと虫」が、明かりにぶつかり、脳震盪?を起こして落ちていることがあります。それを拾うわけです。

ひと夏に7-8匹に取れたと記憶しています。

 

父の盆休みも終わりになり、帰宅の途に付きました。

 

夏休みのメインイベントも終わり、ちょっとブルーで名古屋に帰るのです。

父と、ぼくの夏の「かぶと虫」の思い出でした。

 

おばあちゃん、またくるからね。

 

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7.「ハービー」の夏休みと日本一の鮎。

「おーい、出発するぞー」朝6時間に父におこされました。お盆休みで、祖母の家に行く日です。  


「ハービー」で初めてのロングドライブでした。

名古屋の家から、岐阜県郡上市の外れにある祖母の家まで、3時間ほどのドライブです。

買ったばかりですから、もちろんなんのトラブルもなく、バサバサと音を立てて快適に走ります。

夏休み気分がもりあがり、ワクワクします。


向こうの方で泳いで、手前でヤマメを釣る。

結構な山奥ですよね。


川で泳ぎ、 魚釣りができて、 かぶと虫も飛んできて満点の星がみえる、子供にとっては天国のようなところでした。 

この川、和良川といって、最近では日本一美味しい鮎が釣れるとニュースになってます。あの四万十川の鮎より美味しいのです。

ここでは、鮎は買うものではなく、近所の人がくれるものです。

夕飯におかずが、鮎の塩焼きということがしょっちゅうです。

すごく美味しかったんです。毎日食べても。。。。

と言いたいのですが、うーん。子供に鮎が美味しくはなかったです。

ケチャップがけハンバーグが好きな子供には淡白すぎて。

今の年齢になると、日本酒で鮎なんて、おつなものなんですけど。。。

先祖の墓地から。

いま思えば、贅沢な夏休みでした。

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6. 「かぶと虫」がうちにやってきた。

「かぶと虫」注文してから3か月後、

いよいよ うちにやつてきました。

真新しい1972年型1300のアイロンテールです。

映画で見たあの「かぶと虫」が目の前にあるのです。家の車庫に入ってきました。

小学生の私は大興奮でした。もちろん、映画の主人公と同じ「ハービー」と名付けました。

これまであいていた車庫は、うちの犬(コリーでした)の寝床になっていました。

犬は(当たり前ですけど)新しい同居人に興味があるはずなく、ただ興奮しているぼくをびっくりして見ていました。

こんなかんじ。

この犬は、散歩中に他の犬とすれ違ってもなんの反応もしないし、猫が通っても気付かない程、ボーッとしている犬でした。

それなのに、何日かして、夕方のある時になると、わんわんと吠えて騒ぐようになりました。

えなんで?と思いました。

が、それからしばらくすると父が会社に乗っていった「ハービー」が、一緒に帰ってくるのです。

つまりうちの犬は、「ハービー」のエンジン音だけを聞き分けて知らせるのです。

それも僕たちには聞こえない遠くから。

 

「わんわん、「ハービー」帰ってきたよ、わんわん!!」

みんなに知らせなくちゃ、と思って吠えていたのかもしれません。

 

ハービー帰ってくるよ!

 

とてもいい犬でした。うちの「パブロフの犬」でした。

 

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