数年前、夕飯の準備のためにスーパーに行ったときのこと。
鮮魚コーナーで「今日は新鮮なサバが入ったから、刺身を作りました。おいしいですよ。」
と聞こえます。みると確かにつやつやして、新鮮でおいしそう。
(すでに嫌な予感。)
「くださーい。」
夕飯でおいしくいただきました。
12時ころになった、しくしく、しくしく。胃のあたりに異変が。
激痛でないものの、しくしくしくしく。しくしく。
「これは、あったたな。」
次の日、内科に朝一で行きました。
この内科には胃カメラがありました。(ラッキー。)
見つかりました。

「すぐにとりますからね。」
医師は胃カメラの操作、看護師さんは胃カメラのピンセットを開いたり、つかんだりする係。
医師が。
「つかんで。」「もう一度つかんで、」「そこ、つかんで」「うーん、そこそこ。」何度か、掛け声をかけてつかもうとしますが、アニサキスはなかなかつかめませんでした。
一部始終、モニターでみれます。僕の胃壁に血がにじんできました。「すぐじゃないじゃん。」とおもいつつ。
何度かのトライで、やっとつかまりました。
「ほっ。」

アニサキスが取れてもその日一日、熱っぽくだるかったです。
一度アニサキスにかまれると、抗体ができるみたいです。
それで、またひどい目にあいました。
つづく。