重粒子線治療の3つの不安。

(以前ブログに書いたものをまとめたものです。)

前立腺がんは重粒子線治療で治すことにしました。

でも、3つの不安があります。

不安その1

IMRTなどの方が進化が早いのではないか?

IMRTの機械は世界にたくさんありますから、機器、治療結果のフィードバックもおおいです。

重粒子線治療は日本がメインで、フィードバックが限られます。

データーが少ない分、進歩も遅いのではないかという不安。

不安その2

機器が東芝製ということ。

日本の製造業の古い体質、そして会社の分割問題、私には、この企業に対するイメージは良くありませんでした。

東芝に対する不安。

不安その3

患者は研究材料ということ。この貼り紙を見ると、直すというより、研究優先。

死亡小票まで取って追跡する、という不安というか、驚き。

戸籍、住民票、死亡小票をとっても追跡するから。。

世界最先端技術、重粒子線治療を信じ、東芝の全力サポートを信じ、研究材料でいい。

この治療法にかけます。

重粒子線で不安がないよ!といってくれる人も、どうなんですかね?と疑問に思う人もクリックお願いします。

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注)Blogの内容は、説明されたときの記憶と、自分なりに調べたことが書いてあります。正確な情報は医師に相談してください。

神の手ではない、仏の心を持つのが名医だ

(以前ブログに書いたものをまとめたものです。)

重粒子線治療は、千葉のQST病院で行うことになります。

https://www.nirs.qst.go.jp/hospital/radiotherapy/QST病院重粒子線治療のサイトです。

この病院ちょっと特殊なんです。

重粒子線治療はします。けどほかはなにもしません。(厳密に言うと経過観察はします。)

ですから、ホルモン療法、PSA定期検査、ほとんどのケアーは、他の病院を確保する必要があります。

それが主治医の病院になります。

ですから「重粒子線治療にします。」と言うのがとても気が重いのです。

メインは他の病院、サポート的な部分は主治医、気が重いの想像できますよね。

おまけに、この医師はロボット手術の権威で、若い医師の研修で講師をするほどなんです。

仕方がありません。勇気を出して伝えました。

一瞬、間ががあったような気もします。

「分かりました、一緒に頑張りましょう。」

と、その日にホルモン注射の手配をしてくれました。

このような診療方法の場合、断る医者も結構いるそうです。

医師には得意分野があり、それに自信を持ち、勧める気持ちもわかります。

でも、それを抑えて、病気に対するアプローチは一つだけではない、と言ってくれた僕の主治医。

明らかに名医です。

実はメガネをかけた布袋さんに似ています。

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そうか、じゃあぼくは切らない!

ガンは切るもんだと思っていました。あなたはどうですか?

僕は、調べるうちにどんどん考えが変わってきました。

まず、前立腺がんの治療は、手術も、放射線も成績はほぼ同じということに驚きました。(絶対手術の方が成績いいはずと。。。)

また、手術で一番気になったのは、尿漏れでした。

これは手術の場合は多くの確率で起こるそうです。(放射線の場合はごく稀。)

なかには重症の方もいて、「人工尿道括約筋植め込み術」という治療をする方もいます。

男性の尿もれ治療「人工尿道括約筋埋め込み術」で排尿をコントロール
参照 NHKきょうの健康 サイトより

ぼくは、尿パッドの生活がイメージできませんでした。尿漏れでQOLが下がるのではと思い、手術を選択肢から外しました。

それで、4つの放射線治療の中から選ぶことにしました。

(放射線治もどれも成績は同じが前提です。)
  • IMRT
  • SBRT
  • 重粒子線
  • HDR

(HDRだけはわかりにくく、Youtubeを参考になしました。)

HDRの説明

セカンドオピニオンで3っの病院で相談したり、本を読んだり、ネットで調べたり、前立腺がんブログを読んだり、して、もちろん妻と相談して。

私は、重粒子線治療を選びました。

この治療法を選んだ3つの理由。

  1. 通院回数が12回と比較的少ない。
    - IMRTは28回。ちょっと多い。
    - 欧米では主流となっているSNRTは5回と少ないが、日本ではまだ医師の間で意見がわかれる。
  2. 病院まで車で40分。通いやすい。
  3. がん細胞の破壊力が他の放射線治療より強力。(だから治療成績が良いという証拠はありませんが。)

HDR+外照射+ホルモン療法、という選択もありましたが、そこまではやることもないかと考えました。(今思えば、安易な考えかただと思います。

 –

あなたはなにを選びましたか?なにを選びますか?

人それぞれ、価値観、生活、年齢が違います。どの治療法がいいのか、違って当たり前です。

自分に一番いい治療法を選びましょう。

決めるのは医師ではないです。

これをお伝えしたかったんです。

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「ガンは切るもんだ!」

(以前書いたブログを書き直したものです。)

医師に前立腺がんと言われた時、開口一番。「じゃあ、手術ですね。今からだといつになりますか?」

と聞いていました。

そうなんです、ガンは切るもんだと思っていたのです。

その時、医師から

「治療は手術だけではありません。

情報を集めて最終的にご自分でお決めください。

セカンドオピニオンを利用してく情報を集めてください。私は外科医なので手術に関して知りたいことがあったら連絡ください。」

前立腺がんには何種類も治療方法がありました。

そして、どれも再発率などあまり変わらないというので、驚きました。

大学の医師の講演をYoutube で見たり、本を読んだり、もちろんインターネットも使って調べました。

— おすすめYoutube—
徳島大学泌尿器科 福森知治医師 2017/10/28

前立腺がん全般、治療法までとてもわかりやすい。福森医師の声がとてもとてもいい。

そして、セカンドオピニオンでもみっちり質問しました。

調べたこと、セカンドオピニオンの結果をもとに治療法を決める段階になりました。

「よし戦うぞ!」という気持ちが湧いてきました。

しかし、最近は「うまく付き合う。」という考えもあるし。

まあ臨機応変に。

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検査の終りが、治療の始まり。

(以前書いたブログを書き直したものです。)

生検が終わりました。

そして、最後の検査、CTと骨シンチグラフィー(以下骨シンチ)で、前立腺以外への転移をさらに調べます。

CTのCDをもらったので、動画にしてみました。

CTスキャンの映像
私の体のCTです。一瞬前立腺がんも見えます。

骨シンチは、体に放射性物質を注射しそれをスキャナーで読み取ります。スキャナー台にのっている気分でした。

骨シンチ画像
骨シンチ、骨に老化が見られるといわれました。
CTレポート
CTレポート

 

骨シンチレポート(核医学となっている)

CTも骨シンチからも、転移は見られませんでした。(ホッとしました。)

 

すべての検査が終了。

= 結果 =

  • PSA 47
  • グリソンスコアー 7
  • 病期 T2c

このステージだと、10年生存率は約94%になるそうです。

(データー参照 がん研有明病院ホームページ よりhttps://www.jfcr.or.jp/hospital/cancer/type/prostate.html

前立腺がんは、新しい治療法がどんどん開発されてます。生存率はどんどん上がるのと期待しています。

私の父は胃ガンで68歳で亡くなりました。父が、「せめて俺の歳はこえてくれ。」と言っているように思います。(私は60才、がんばります。)

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