重粒子線マシン、回転しません。

治療が始まって六日目。(照射中止だったり機械が壊れて。)

今日は4回目の照射になります。

おしっこの量の調整、照射前の柔軟運動、余裕が出て、気分もリラックスして照射を受けられるようになりました。

ということで、4回目、とってもスムーズに終わりました。

余裕が出てきたところで、実際の装置について書いてみます。

IMRTなどの放射線の治療機は、コンピューターで制御し、3D照射?でがんを破壊する装置です。

重粒子線治療装置もそんな機械だと想像していました。

が、

前立腺の重粒子線治療装置は、

回転しません。横から照射するだけです。

(回転するのもありますが、前立腺癌には使いません。)

おまけに

片方からのだけの照射なので

今日は右、明日は左と交互に当てることになります。

回転しなくてもいいから、一度に左右から当てたらどうなの?

ちょっとローテク。

  

医師にクレームぽく聞いてみました。

「IMRTのように回転しないのは何故ですか。(回転するやつをつかってほしいのですが。)」

医師の説明ではこうでした。

「前立腺の上側は膀胱、下側は直腸、大事な臓器があります。そこにできるだけ当たらないように、左右から照射します。重粒子線の特性上、IMRTなどのように回転させる必要はないのです、いや回転させないのです。」

重粒子線と放射線の違いはここを参照してください。https://www.qst.go.jp/site/qms/1887.html

なるほど。回転しないほうがいいんです。

ちょっとしたモヤモヤが消えました。

次回は来週月曜日、がんばろう。

注)Blogの内容は、説明されたときの記憶と、自分で調べたことによります。正確な情報は医師に相談してください。

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余裕が出てきた。5日目

今日も父母の遺影に照射ができることを祈り、出発しました。

病院について、着替え終わったら、看護師さんに用意ができたことを伝えます。

今日はびっくりするほどスムーズでした。

まず、尿の量の調整。僕はもう、おしっこは自由にとめられます。

一発でクリアー。

治療室へ行くと、もう技師の方が待っていて、即、入室

照射前に、言われる前にやっとこと、屈伸、後屈の柔軟をしておきました。

治療台に横たわります。

台の上では、口から浅い呼吸をし、背中とお尻のリラックスを気にかけます。

位置合わせをはじめ20分、「では照射始めます。」の声。

終了。

病院に来てから、ちょうど1時間でした。

照射3回が終わり、あと9回。

だんだん、調子良くなってきました。

やるじゃん、つぶ子、ありがとう。

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直ったのか?重粒子線治療装置、不安な4日目。

病院到着、つぶ子(親しみを込めて、重粒子線治療装置をそうよんでいます。)は

直ってました。

第一関門クリアー、今日は動いてます。

 

膀胱の中のおしっこを看護師の指示通り80ccぴったりに決めます。10cc単位で簡単に止められるようになり、余裕が出てきました。

いよいよ、重粒子治療になります。「位置があいますように。」と祈ります。

位置合わせはミリ単位で厳密です。

一回目は位置合わせに40分かかりました。

二回目は位置が合わなくてできませんでした。

(三回目は重粒子線治療装置が壊れました。)

台にのります。

ガタ、ガタ 機械が位置を合わせてます。

一度、技師の方が来て、「軽ーく背中を台につけてください。かるーくです。」と言われましたが、それで位置が決まりました。(今日は20分くらい)

 

「これから照射始めます。」

 

やったぁ!

お尻の力を抜いて、浅い呼吸でじーっと待つこと約5分(だと思います。)

今日は無事おわったのです。

まだ12回のうち2回しか終わってないのですが、うれしい。

 

つぶ子、この調子でたのみますよ。

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重粒子線治療機が壊れた。

3日目です。前回は位置が合わず照射できませんでした。

照射自体は2回目になります。

到着すると、いつもはガラガラの待合室に結構な人の数。

何か嫌な予感。。。的中しました。

「今日は重粒子線治療機器の調子が悪く、現在復旧中です。30分ほど遅れます。しばらくお待ちくたさい。」

ええっ?

半年に一回は調子が悪い日もあると説明はありましたが、それが今日だったのです。

30分遅れるということは、

待っている人は12人。

照射装置は3部屋。

部屋は病状によって異なりますが、一人30分かかるとして単純計算2時間待ち。

そう考えていると、今度は放射線技師の方が、

「30分では直りませんでした。電源が入らないんです。今日の復旧の見込みはありません。」

壊れました。

日本が世界に誇る最強放射線、重粒子線治療。

位置調整でてこずり、今日は治療機器が壊れました。

なかなか、治療は進みません、

とぼとぼと帰路につきました。

東芝、重粒子線治療装置のサイトより抜粋
https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/precision-medicines/products-service/heavy-ion.html
「患者様に少しでも優しく、お客様には安心して安全にお使いいただけ且つ親しみのある治療装置の提供を目指します。」

親しみをこめ、治療装置ををつぶ子(粒子)と名付けました。

つぶ子、明日は本当に頼むよー。

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おれのがんを破壊してくれ!重粒子線照射、スタート。

重粒子線治療器

待ちに待った、重粒子線照射、開始です。

表紙の写真はQST病院のホームページからお借りしています。
https://doctorsfile.jp/h/41898/mt/1/?fbclid=IwAR0Vlj27Yvz2p8Dst7kSncMTEXD8F5fV23u9a9NMeRx5fPdefddb6TYoiKY
まさしくこの治療装置にのりました。

すべてのがん細胞を破壊してください、と両親に拝んで来ました。

今日は、一日目。

正確に照射するために、おしっこの量はいつも同じ約100cc(人によりますが)になっている必要があります。

「では、90㏄おしっこしてきてください。カップにこの印までです。」

とカップを渡されます。

コツとしては、印のすこし手前でお腹に力をいれて止めること。そうすると最後にチョロチョロとでて、おおよそメモリの位置になります。

そして、重粒子治療室へ移動。

固定具をつけ、位置の調整が始まります。

台の上に乗るとゴトゴト動いて調整するのですが、ゴトゴトなにかやり続けてます。

しばらくすると、

「おなかを軽く上下に動かしてください。 」

「台から降りて、屈伸してください。」

指示が出て、台にもどりゴトゴトと動いて、

「それでは照射はじめます。」

40分程かかりましたが、一日目が終わりました。

 

二日目。重粒子線照射、中止。

今日も、屈伸、お腹の上げ下げをして、その上下剤を飲んでトイレにまで行きました。

が、

「位置が合いません。中止です。」

できないこともあるの?「聞いてないよー。」

「便の状態、緊張度などなど、いろいろ理由はありますが。。。。」

片道1時間、いろいろやること2時間強。

二回目の重粒子線照射は失敗に終わりました

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