重粒子線治療、終了しました。

(写真は、重粒子線治療を受ける新治療研究棟です。この地下一階でサイクロトロンがあり、地下二階に重粒子線照射室があります。)

2/17/2022、前立腺のがんの重粒子線照射治療が終了しました。 

● 緊張していたのか、照射位置が定まらなかった二日目。

● 重粒子線治療装置が故障した三日目。

病院に行ってもできない日が2日ありました。(ちょっと想定外)

しかし、12回は終わってみればあっという間でした。

 

前立腺は、いまどんな状態ですか?

聞いてみました。

医師「例えが難しいです。レバーのようなぷりぷりしていたものが、コルクのような、繊維状になったというか、かすかすというか。。。

私「先生、つまり牛すじみたいなもんですか?」

医師「うーん。。。」 

ぷりぷりした弾力はなくなりました。(牛すじとは違うようです。)

重粒子線治療後の前立腺
プリンプリンのレバーが??牛すじでもないようです。

頻尿、尿が出にくいなど、尿のトラブルは今のところないです。

本当にがんに効いたのだろうか? と思うくらいなんの変化もないです。

 

検査、入院、そして重粒子治療、これで一つの区切りがつきました。

引き続き、ホルモン治療、定期的な検査などはありますが。。。。

いろいろ気を使ってくれたQST病院の看護師さん、放射線技師さん、そしてお医者さん。

ありがとうございました。

これで終わりというわけではないのです。西郷輝彦さんのNEWSもはいってきました。

先のことはわからないです、しっかり考えて悔いのない人生にしようと思いました。

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QST病院紹介ビデオです。

照射部がちょっと黒ずんできました。

照射が今日で10回目です。

順調に照射回数を重ねてます。

頻尿など尿のトラブルはありません。

 

変わったことといえば、

太ももの上のあたりに ごく薄い黒ずみができました。

500円玉より一回り大きいくらいでしょうか。

重粒子線がここを通って前立腺に当たっている証拠ですね。

 

看護師「とくに問題はないです。ガサガサしてきたら、ワセリンを塗って保湿してください。」

私「ニベアじゃ駄目ですか?」

看護師「駄目です、ワセリンです。」

私「ここが黒くなるということは、前立腺はどうなっているんですか。」

看護師「医師にきいてくださいっ。」

ということで医師に聞いてみます。

注)Blogの内容は、説明されたときの記憶と、自分で調べたことによります。正確な情報は医師に相談してください。

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重粒子線治療、うまく受けるコツ

前立腺の重粒子線治療は、照射位置をミリ単位で合わせます。

この位置合わせが、一番の難関です。

大切なことは、背中とお尻の力を抜くこと

一回目は位置合わせに30-40分かかり、2回目は位置が合わないので中止になりました。

不安になり、医師に聞いたら、

「1,2回目は、緊張して、お尻とか、背中などに力が入っていて、うまく位置合わせができないケースが多いです。3回目あたりからスムーズになるケースが多いです。」

「そうですか、力を抜くことが大切なんですね。」

3回目に、台に乗ると、たしかに背中に力が入ってます。浅い呼吸に専念するあまりに力が入っているようです。

それを感じて緩めると、スーッと力が抜けていくのがわかりました。

その後は、位置合わせの時間がどんどん短くなっていきます。8回目の位置合わせは15分かかりませんでした。

台のったら、まずはお尻、背中に力が入ってないか、確認してくださいね。きっとうまくいきますから。

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重粒子線治療、呼吸同期照射システム。

東芝の重粒子線治療のサイトを見ていると興味深いことを見つけます。

トップの画像の出典、東芝のサイト https://www.toshiba-energy.com/heavy-ion/product/index_j.htm より

トップの画像の出典は、東芝のサイトからです。

人間は呼吸をするので、照射対象が呼吸のたびに移動します。正確に当てるためには呼吸を止めなくてはいけないはずです。

が、下の写真のように呼吸に合わせて、照射したり止めたりして正確に当たるようです。

呼吸同期照射システムというそうです。

出典 東芝サイト URL https://www.global.toshiba/jp/news/corporate/2016/09/pr2601.html

なるほどうまく考えてあります。

重粒子線照射終了後、技師さんに

「ビデオ見ました。呼吸同期照射システムで正確に照射できるんですね。」

「あなたは、前立腺癌の治療ですね。」

「はい。」

「前立腺癌には、その機能は使ってません。」

「えー、だって呼吸すると、下腹部動きますよ。ほらほら。使ってくださいよー。」

と言ってもしょうがないので、できるだけ浅い呼吸で、照射の精度を上げようと思います。

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重粒子線マシン、回転しません。

治療が始まって六日目。(照射中止だったり機械が壊れて。)

今日は4回目の照射になります。

おしっこの量の調整、照射前の柔軟運動、余裕が出て、気分もリラックスして照射を受けられるようになりました。

ということで、4回目、とってもスムーズに終わりました。

余裕が出てきたところで、実際の装置について書いてみます。

IMRTなどの放射線の治療機は、コンピューターで制御し、3D照射?でがんを破壊する装置です。

重粒子線治療装置もそんな機械だと想像していました。

が、

前立腺の重粒子線治療装置は、

回転しません。横から照射するだけです。

(回転するのもありますが、前立腺癌には使いません。)

おまけに

片方からのだけの照射なので

今日は右、明日は左と交互に当てることになります。

回転しなくてもいいから、一度に左右から当てたらどうなの?

ちょっとローテク。

  

医師にクレームぽく聞いてみました。

「IMRTのように回転しないのは何故ですか。(回転するやつをつかってほしいのですが。)」

医師の説明ではこうでした。

「前立腺の上側は膀胱、下側は直腸、大事な臓器があります。そこにできるだけ当たらないように、左右から照射します。重粒子線の特性上、IMRTなどのように回転させる必要はないのです、いや回転させないのです。」

重粒子線と放射線の違いはここを参照してください。https://www.qst.go.jp/site/qms/1887.html

なるほど。回転しないほうがいいんです。

ちょっとしたモヤモヤが消えました。

次回は来週月曜日、がんばろう。

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