このDW-5600は、当時ネットで販売されていた逆輸入品。
僕の記憶が確かなら、10年ほど前に3,980円で買った(……はず)。
いまではG-SHOCKも種類が山ほどあるけれど、やっぱりこのモデルが一番ベーシック。
いわば、G-SHOCKの原点のような存在だ。
映画『スピード』でキアヌ・リーブスが着けていたモデルと見た目は、ほぼ同じ。
無骨で、無駄がなくて、どこか懐かしい。
G-SHOCKは頻繁にモデルチェンジを繰り返すから、しばらくすればパーツが手に入らなくなる。
ベルトが切れた時点で「もう終わり」というモデルも少なくない。
ある意味、使い捨てに近いとも言える。
でも、このDW-5600は違う。
バンドもベゼルも、今でもパーツとして販売されている。多分これからも。
だから、中身さえ壊れなければ、ずっと使い続けられる。
僕もこれまでに2回、バンドとベゼルを交換した。
そのたびに、見た目はまるで新品のように生まれ変わる。
ソーラーでもないし、電波時計でもない。
でも、そんな“潔さ”がいい。
海水浴だろうが、車いじりだろうが、気にせずガンガン使える。
電池交換も、自分でドライバーを使えば意外と簡単にできてしまう。
ストップウォッチもアラームも、正直いえば使わない──いや、使えない機能ばかりだけど、そこは目をつぶる。
Basic好きの僕にとっては、そんなところも含めて──
やっぱりこの一本、「かっこいい」と思えるのだ。

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