ボーデンチューブ・ブラケット

愛車ビートルで妻をスーパーまでおくったときのことです。

妻をおろして、さあ出発。

クラッチを踏んで、ローに入れて、っと。

クラッチの手ごたえ(足ごたえ?)がないっ!

スカスカです。

何度か踏みなおしましたが、つながりませんでした。

 

しっかり、12か月点検もしているのに。。。。

妻を下すのに路肩に止まっていたのが幸いでした。これが路上だったら大迷惑です。

トラブルであわてる心を押さえながら、いつもの修理工場に電話しました。

「ワイヤーは車検のとき交換したし、なんだろねー?とりあえずレッカーで運んで。」

歩行者がチラ見で通り過ぎます。

顔に「古い車はしょうがないね。」書いてあるような気がします。

     

レッカーにのって寂しげに去っていく愛車。猫背がさらに丸く見えます。

「出来の悪い子ですが、なにとぞよろしく。」

そんな気持ちで見送りました。

翌日、修理工場から電話がありました。

「治ったからいつでも取りに来てください。」

愛車を取りに行ったときに原因を説明してくれました。

「この溶接部分が外れていたから。(ボーデンチューブのブラケット)」

このパーツです。

50年も動いていれば、経年劣化でしょう。

普通に平日ものっているので、動かなくなった。止まらなくなった。は、勘弁してほしいです。

かといって、もう一台車を買う気にもなりません。

しっかり点検して、故障を少なくするしかないようです。

エンジンもミッションもオーバーホールして、電気系統も一通り壊れたし、まだ壊れるところはあるのか。。。。 

でも、ちゃんと妻が下りるまで、我慢してくれてありがとう。

 

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