空冷ビートルのオーナーとして 決して他人事ではない記事を読みました。
「Old-timer誌」2025年 8月号、10月号、12月号 に旧車フェアレディZのドライバーがもらい事故にあった連載記事、
「旧車の事故補償、保障査定額16.5万円からの奮戦記」」です。
🚗「Old-timer誌」にあった、旧車の事故の記事
市場では1000万円を超えることもあるほどの貴重な旧車、フェアレディZがもらい事故に巻き込まれました。
しかし提示された査定額は、まさかの16.5万円──。
その理不尽な金額を覆すために立ち上がった、オーナーの長い闘いの記録です。

🚗もらい事故では、自動車保険会社は対応してくれない
自動車保険の示談交渉サービスは、被保険者(契約者)に過失がない事故(もらい事故)には適用されません。
法律により、保険会社が関与できるのは被保険者の賠償責任があるケースに限定されているからです。
ですから、自分で交渉しなくてはいけないのです。
今回の相手側の保険担当は
「フェアレディZは減価償却が済んでいるので新車時の1/10、 16.5万円までしか出せません。」
相手の保険担当はプロ、素人では太刀打ちできない
ありえない金額です。市場の価値は全然加味されてません。
といっても、相手は交渉のプロ、素人ではとっても太刀打ちできません。
相手の担当者はのらりくらり、こちらに不利な対応を押し付けてきます。
おまけに、こちらはなにも落ち度がないのに、自分の時間を使って多くの対応を迫られます。
🧑🏻戦うために自分で弁護士を雇う
16.5万円でとても修理費用はまかなえず、またその算定が市場価格ではなく、新車購入価格から算出されていることに納得できません。
被害者は物損事故に強い弁護士を雇います
しかし、裁判でこちらの言い分が通ったにせよ、弁護士費用は被害者側が 自己負担するのが原則です。弁護士費用はとても高額になります。
🧑🏻弁護士特約が強い味方になる
そんな時、弁護士特約に加入していれば、自分が雇った弁護士の 費用を、自分の保険会社が補償してくれるのです。

私の入っているソニー損保は、年間3,500円で弁護士特約を契約でき、弁護士費用は300万までの補償になっています

この事件の被害者は、弁護士と相談して、相手の保険担当と交渉してもらちが開かず、裁判に持ち込むことにしました。
💴修理代、全額保障で和解した!
裁判では、車の市場価格、車両価値、修理費用など、 フェアレディZの真の価値を裁判官に納得させる必要がありました。
そのため、以下のような資料を徹底的に集めました:
- 同車種の中古車販売価格
- 過去の修理履歴と領収書
- 旧車専門店による査定書
- 部品の希少性を示す資料
相手の保険会社は最後まで「16.5万円」を主張しつづけました。
が
裁判所は車の時価価値を720.6万円と認め、「修理費全額を保障して和解せよ」という 判断を下しました。
この裁判には約1年を要し、8回の公判が開かれました。 被害者の粘り強い対応と、弁護士特約による専門家のサポートが あってこその勝利でした。
💴弁護士特約は年間3,500円という少額(ソニー損保)
旧車オーナーの皆さん、私の入っているソニー損保の弁護士特約は年間3,500円という少額で、もらい事故の際に大きな安心を得られます。
保険証券を確認し、もし未加入なら追加契約を検討してはどうでしょうか。
また、修理の領収書や請求書は全部保管して置きましょう、万が一の時の車の価値の証明になります。
![Old-timer(オールド・タイマー) 2025年 8月号 No.203 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/513EzTOa0aL._SL160_.jpg)


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