車のバッテリー寿命を測る新常識「CCA」とは?

バッテリーは、CCAで確認しよう!

※ 本記事には一部PRが含まれています


車のバッテリーって、電圧だけチェックすればいいのですか?

CCAも測る必要があるよ!

目次

バッテリーの状態は、電圧だけでなくCCAで確認しよう!

元気なバッテリー

バッテリーの状態は、電圧を確認することだけではありません。

バッテリーの劣化度(寿命)を診断するには、CCA(コールドクランキングアンペア)の測定が重要な判断基準となります。

CCAを測定して、バッテリーの劣化度を確認しよう!

CCAとは?エンジン始動能力を数値化する指標

寒くて弱々しいバッテリー

CCAを簡単に説明すると、エンジンを始動時に、スターターを回し続けるための電圧をどのくらい維持できるか?を示します。

スターターを回したときに、電圧が

  • ⭕ あまり落ちない  →  余裕で回る
  • ❌ 大きく落ちる   →  弱々しい

CCAが高いほど、スターターを回したとき電圧が落ちにくく、エンジンが元気にかかります。

CCAについての参考情報はこちら : https://www.dhc-ds.com/word/cca.html

3年使ったバッテリーを測定してみました

バッテリーテスター「TOPDON BT-100」

旧車、空冷ビートルに装着して3年が経過したOptima(オプティマ)バッテリー・レッドトップ。

Optima バッテリー・レッドトップ CCAの計測
Optima Battery こんな感じで設置しました。

バッテリーテスター「TOPDON BT-100」を使って、CCAを測ってバッテリーの健康状態をチェックしてみました。

測定結果

CCAを測る

※ ディスプレイにある、”Internal R(内部抵抗)”はCCAと相関関係があるため、ここでは省略しています

項⽬測定値状態
CCA値695 CCA(公表値730CCAの約95%)⭕ 良好
エンジン停止時の電圧 / 充電量12.49 V/82% ⭕ 正常
バッテリーの健康度(SOH)91%⭕ 健全

3年使用しても、CCA値は公表値730CCAの約95%を維持しており、エンジン停止時の電圧も正常範囲でした。

さらにテスターが示すバッテリーの健康度も91%と高く、総合的に見てバッテリーは健全な状態だと判断できます。

このように、電圧だけでなくCCAもあわせて確認することで、バッテリーの本当の状態が分かります。

CCA値の判断基準:いつ交換すべき?

バッテリーのCCA値は、(テスターの値/メーカー公表値=?%)で計算します。

CCA値による判断目安 

  • 80%以上:良好(問題なく使用可能)
  • 70〜80%:要注意(そろそろ交換を検討)
  • 70%未満:交換推奨(突然のトラブルに注意)

今回測定したバッテリーは95%なので、まだまだ余裕がある状態です。

電圧についても(エンジン停止時)正常値は、12.3V以上。12.49Vは正常でした。

⾃宅で簡単にできるバッテリー診断

こうした精密な診断は、わざわざディーラーに⾏かなくても、市販のテスター(6,000円前後)で簡単にできます。

バッテリーの端子に接続するだけで、CCA値、電圧、内部抵抗などを瞬時に測定。

また、過充電やエンジン始動時の電圧も測定できます。

6,000円弱のテスター⼀つで、突然のバッテリートラブルを防げるなら、⼗分に価値のある投資です。

定期的にCCAを測って、バッテリーの突然死を防ごう

突然死したバッテリー

バッテリーの突然死を防ぐには、半年に1回はチェックしましょう。

特に寒い時期はバッテリーに負担がかかるため、冬前のチェックがおすすめです。

ぜひ皆さんも、ご⾃⾝の愛⾞の「CCA」をチェックしてみてくださいね。

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