空冷ビートル・車両火災の実態


燃えているビートルを見るたびに思うこと

空冷ビートルやバスが燃えている写真をネットで見かけることがあります。そのたびにドキッとしますし、本当に悲しい気持ちになります。愛されてきた車が炎に包まれている姿は、単なる事故以上に心に響くものがあります。

車両火災の実態

チューリッヒ保険の「車両火災」に関する記事を参考に、車両火災の傾向を見てみました。

国土交通省のデータによると、車両火災の原因で目立つのは以下の通りです:

  • 走行距離との関係:総走行距離50,000kmを超えた車両が全体の約50%を占める
  • 社外品・後付装置が原因:火災原因の上位にランクイン

これを空冷ビートルに当てはめて考えてみると、深刻な問題が見えてきます。

参照 チューリッヒ保険のサイト
https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-whatis-vehicle-fire/

空冷ビートル特有のリスク

走行距離の問題
現在流通している空冷ビートルで、5万キロ未満の車なんてまず見つかりません。多くが10万キロ、20万キロを超えている状況です。

27万キロ走りました。
私のビートル、27万キロ走りました。

社外品のトラブル
空冷ビートルに限らず、カスタムを楽しんでいる方は社外品パーツを使いますし、旧車の場合は純正品の供給が終了しているものもあるので、必然的に社外品を使わざるを得ないのが現実です。実際、私自身も社外品のスイッチがショートしていた経験があります。

社外品スイッチショートしていた
社外品スイッチショートしていた

空冷ビートルの火災対策には、定期点検を

空冷ビートルの火災を防ぐために、以下の点検・対策が重要だということです。

燃料系の点検

  • 燃料ホースの劣化チェック
  • キャブレター周辺のオイル漏れ確認

パーツ交換時の動作確認

  • 社外品は、装着時は入念に動作確認。
    私の経験では、パーツを交換した直後にトラブルがおきたことが何度かありました。

エンジン周りの対策

  • オイル漏れの定期チェック(特にエンジンケース周辺)
  • エンジンオイルの定期交換(劣化したオイルは発火リスクが高まります)
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