ガソリンスタンドでタイヤのキャンペーン中
── 2023年6月の記録 ──
ガソリンを入れに行ったときのこと。
スタンドのいつものスタッフさんが、声をかけてきた。
このスタッフさん、もう顔なじみで、なんだか憎めない感じのいい人だ。
「今、ヨコハマタイヤのキャンペーン中なんです。ビートルのタイヤ、かなりお安くできますよ」
私:「4万キロだけど、まだ山は残ってるから」
「確かに、山を見る限り、まだだいじょうぶです。でも。今だと、ヨコハマタイヤはこの価格でお出しできるんですが、すべて込みです」
見せられた金額は── 一本14,800円 全部込み
ネットの最安値より安い
私はすぐさまスマホを取り出し、ヨコハマタイヤをネットで検索。
間違いない。これは、安い。
ネットの最安値でも、工賃や廃タイヤ処理代は別途かかるのが普通だ。
それをすべて含んだ今回の提示価格は、それよりも安い。
となると、かなりのお得感がある。
なんだか、少し混乱してきた。
ヨコハマタイヤに交換すべきか、まだ粘るべきか。
頭の中が、ぐるぐると回りはじめる。
「今のブリジストン、タイヤの山はまだある。交換は急がなくてもいい……でも、安い」
「1〜2年のうちには替えようと思っていた」
「これを逃したら、次にこの値段はないかもしれない」──
こんなとき、僕は一度冷静にならないと、あとで判断を誤ることがある。
「ちょっと待って、考えて……あとで電話するから」
交換すべきか、まだ粘るべきか。
ほんの数分前までは、ただガソリンを入れに来ただけだったのに、
まさかここで人生の決断みたいな思考に入るとは思わなかった。
妻に相談
とりあえず、家に帰って落ち着こう。
そして、妻に相談。
「……うん、うん。そうだね。じゃあ、お願いしておくよ」
すぐさま、スタッフに電話をした。
「はい、ヨコハマタイヤでお願いします」
お時間あれば、洗車もしておきます
「お時間あったら、手洗いのムートン洗車もサービスしますが、いかがですか?」
「え? 洗車も、 時間ぜんぜんあります。」
ヨコハマタイヤ、じつは、違いがわからなかった。
取り付けたのは、空冷ビートルにもよく似合うクラシックデザインの「ヨコハマタイヤ G.T. SPECIAL CLASSIC Y350」。

以前履いていたブリヂストン・スニーカーとの違いは……正直、走っている限りではまったくわからない。
でも、僕はコーナーを攻めるわけでもなければ、ガンガン、スピードを出すわけでもない。
ただ、安全に走れればそれでいい。
新しいヨコハマタイヤに替えたことで、少なくとも当分のあいだ、タイヤのことは忘れていられる。
それだけでも、十分すぎる満足だ。
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