きっかけ
フォルクスワーゲン・ビートルが昔から好きで、オリジナルTシャツを作ろうと思い立ちました。
UNIQLOのUtmeは以前も使ったことがあって、品質も仕上がりも満足していたので、今回も利用することにしました。

制作過程
1. 自分で下絵を描く
まず自分でビートルの簡単なスケッチを描きました。基本的な車の輪郭とビートル特有の丸いフォルムを意識した、シンプルな線画です。絵心はないので、本当に簡単な落書きレベルでした。

2. AIで仕上げてもらう
この下絵をAIツールに入力して、「もっとキレイで完成度の高いイラストにして」とお願いしました。
AIが生成してくれたのは、水色のかわいいビートルが描かれたイラスト。シンプルだけど、しっかりとした線で描かれていて、僕のイメージ通りで驚きました。
つかったAIは”Gemini”です。

3. Utmeで注文
できあがったイラストをUtmeにアップロードして、Tシャツの制作を注文しました。「10日後には届くな」と楽しみに待っていました。

まさかの展開
拒否通知が届く
ところが注文から4日後、Utmeから予想外のメールが届きました。
「こちらのデザインは権利侵害の可能性があるため、制作をお断りします」

「え?フォルクスワーゲンのロゴやエンブレムなんて一切使ってないのに…」というのが最初の反応でした。
車のデザイン自体にも知的財産権がある話は聞いたことはあります。
空冷ビートル以外には見えないのですけど、手書きのイラストです。
販売目的でもありません。
これが特定の企業の権利侵害になるんだろうか、調べてみました。
原因
類似イラストの発見
疑問に思ったので、Googleレンズを使って似たようなイラストを検索してみました。
同じようなデフォルメされたスタイル、同じような角度から描かれたビートル、似たような水色のカラーリング
完全に同じではないけれど、「あ、これ似てるな」と思うビートルのイラストが数多く見つかりました。
AIに責任を問いただしてみた
イラストを作ったAI本人に聞いてみました。
「このイラスト、著作権大丈夫?」
AIの答え:「このイラストは直ちに著作権侵害になるとは考えにくいです」
…本人は悪気ないみたいです(笑)
そして付け加えました。
しかし、もしこのイラストを売ったり、多くの人が見る場所で使ったりして、著作権や商標権を侵害していないか注意が必要です。心配な場合は、専門家(弁護士など)に相談することをお勧めします。
現在の状況ではAIの生成物の版権はグレーな部分がおおく、今後の議論や法整備によって変わっていく可能性が高いです。
なぜ否認
AIの落とし穴
ネット上の情報を学習してイラストを作成しているので、にているものが存在する。
企業は慎重
今回は、イラストの版権がグレーなので否認されたのだと思います。
AIといえども版権問題はよく考えなくてはいけません。
現在はOKでも、将来はNGということも考えられます。AIの法整備はまだまだ追いついていませんから。
自分で描いたイラストでいいのができればそれで今度は作ってみようと思います。

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