バッテリーの下に隠された秘密
愛車の空冷ビートルのバッテリー交換をしていた時のこと。古いバッテリーを外すと、床にアルミテープが貼られているのを発見しました。
「何だこのテープは?」気になってそっと剥がしてみると…なんと地面が見えるではありませんか!
バッテリー下に穴の鉄板に穴が開いていたのです。
これは空冷ビートルオーナーなら誰もが知る「あるある」でした。



バッテリー液が生んだ悲劇
当時のバッテリーは液補充式でした。液が時々溢れて、バッテリー下の鉄板を容赦なく錆びさせます。
この電解液は水ではなく硫酸です。
なぜこの位置にバッテリー?
設計当時の1940年頃のバッテリーは現在より性能が劣っていたのだと思います。
また厳寒のドイツでは、エンジン始動時に最も電力を消費するバッテリーにとって、温度変化を受けにくいこの位置がベストだったのかもしれません。
液漏れリスクを承知の上でも、ここにバッテリーを置くのがベストな選択だったのかもしれません。
もちろん、これは私の推測ですが。
専用部品が証明する問題の深刻さ
この問題がいかに一般的かを証明するのが、バッテリートレイ専用補修部品の存在です。

FLAT4 ONLINE SHOP / H/D バッテリートレイ W/ホルダー 370mm X 265mm T-1
販売単位: Ea.発 売 日: 2017年以純正品番:111...
私も専用部品で修理してもらいました。
バッテリー技術の進歩
現在のバッテリーは技術革新により、この問題はほぼ解決されています
ほとんどのバッテリーは、液の補充なが不要なメンテナンスフリーになりました。
私は、最新の密閉式。完全メンテナンスフリー「オプティマバッテリー」に交換しました。

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