空冷ビートルに延べ10年。そんな私がリアルに感じたことを話します。
乗ってみて分かった意外な 短所
1.横風への弱さが想像以上。

とにかく横風に弱いんです。
ヨコハマのベイブリッジ(写真)のような距離のある橋を渡るとき、10m程度の風でもハンドルが取られます。
ハンドルで修正しながら走らなければなりません。RR(リアエンジン・リアドライブ)の宿命ですね。
2.意外に小回りが利かない
「小型車でリアエンジンだから小回りが利く」というイメージがありますが、ビートルは実は小回りが苦手。
駐車場では切り返しが面倒なので、頭から駐車することが多くなってしまいます。

3.半ドアになりやすい。
走行中に半ドアになっていることがよくあります。
窓を完全に閉め切った状態だと車内の気密性が高く、勢いよく閉めないと半ドアになってしまうのです。
ドアを閉めるときは、窓を少し開けてから閉める──これはビートル乗りの間ではよく知られていることです。
よく言われる 誤解
1.「オーバーヒートするでしょ?」

空冷だからといってオーバーヒートするわけではありません。
実際にオーバーヒートで止まったという話も聞いたことがありません。
2.「RRだからオーバーステアなんだよね。」

確かに、リアエンジンはオーバーステアになりやすいと言われますが、しかし、そもそもスピードが出ないからでしょうか、これも特に感じたことはありません。
鈍感なのかもしれません。
3.「部品の入手が大変でしょ?」
部品は意外と手に入ります。
アメリカやヨーロッパでは今も製造している会社があります。
日本国内にも、空冷ワーゲンのパーツを扱う販売店があります。
社外品は品質にばらつきがあるのが難点ですが、中古パーツも流通しているので、入手困難ということはありません。

乗ってみて分かった本当の 長所
1.人との会話のきっかけになる
「かわいい車ですね」と声をかけられることが何度もあります。

洗車していると、「昔乗ってたよ!」「大事にされてますね」と話しかけられます。

空冷ビートル乗ってますというと、話が盛り上がることもあります。
2.まるで相棒のような存在感
運転していて本当に楽しいんです。「今日は調子いいね」なんて、つい話しかけたくなる。そんな愛らしさがあります


ビートルの書き出してみて
こうやって整理してみて、車の本来の性能として、いいところなしです。
それでも手放せない魅力があるのが空冷ビートル。
乗ってみないとわからない、そんな良さがあるんです。
皆さんの愛車にも、きっと同じような特別な魅力があるのではないでしょうか。

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