汚れきった、約半世紀前のクラクション
このクラクション、前のオーナーが購入したときからずっと付いていたもの。
ざっと半世紀。

さすがに、汚れも年季もたっぷりです。
そこで、思い切ってきれいにしてみることにしました。
塗り重ねられた防錆アンダーコートとの闘い
長年にわたって塗り重ねられた防錆アンダーコートは、かなりの厚さに。

まずは、この分厚い層を剥がすところから着手します。
これが思いのほか手ごわく、なかなか一筋縄ではいきません。
そこで、最初はカーボンヘラを使って、ガリガリと削り落としていきます。
ある程度はがれたら、次は紙やすりでゴシゴシ。
正直、かなり時間がかかりました。
でも、こういう地道な作業って──ちょっと楽しいんですよね。(たぶん皆さんも?)
下地が少しずつ見えてくると、なんだかワクワクしてきます。
そして、汚れの奥から姿を現したのが……
「Made in France」の刻印

「えっ、50年前って、フランスで作ってたんだ!」
そんな驚きとともに、なんだか感動。
今ではなかなか見かけないフランス製のクラクション。味があります。
さらに磨いていくと──
「VW」のロゴが浮かび上がってきました。

フォルクスワーゲンの純正品です。
これはちょっと嬉しい発見。
そしてもう少し丁寧にこすっていると、今度は──
「Xlaction」の文字
これはフランス語で**「クラクション」**を意味する言葉だそうです。

部品にまで言語の違いが表れているのって、なんだか面白い。
遺跡を掘り出すような作業
まるで遺跡を発掘しているような気分で、作業も楽しくなってきました。
ある程度きれいになったので、ここで満足。
「これでよし!」

プロの磨きに出会ってしまう
たまたま検索していて見つけたのが、こちらの動画:
VW BEETLE VINTAGEHORN REFRESH/ 旧車のホーンをハンマートーン風ペイントでリフレッシュ
出典:Youtube MASKINGTIME
さすがプロの仕上げは違います。完璧です。
👇これを見てしまったら、ここまでしあげたい(笑)
でも、サンドブラストや専用の工具なんて、僕にはありません。
それに、そこまでの根気も正直ないので…
今回はこのへんで、諦めます。
でも、手作業でここまできれいになったのなら──
自分としては、満足といいきかせてますが。。。
あそこまでやりたい。。。。

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