空冷ビートルのバッテリーにオプティマRedTopを選んだ理由

2022年に書いたブログを、修正し書き直しました。

交換を決めたわけ

私の空冷ビートルで使っている、まだ3年しか経っていないバッテリー。

充電状態を示すインジケーターが「要交換」になっていました。

オルタネーターの調子が悪く電圧が不安定で、過充電になっていたようです。バッテリーからガスが発生して頭が痛くなったこともありました。

オルタネーターは交換し、電圧は正常に戻りましたが、突然のバッテリー上がりが不安なので交換することにしました。

オプティマバッテリーの種類と特徴

次は、評判のいいオプティマバッテリーを選ぶことにしました。

オプティマバッテリーには Red(レッド), Yellow(イエロー), Blue(ブルー) の3タイプがあります。

どれが空冷ビートルには合うのだろうと、調べることにしました。


🔴 RedTop(レッドトップ)

用途:エンジン始動専用(スターターバッテリー)

  • 瞬間的に大電流を短時間で供給することに特化
  • 一方で、深放電(長時間の電力使用)には不向き
  • 通常走行・一般車用に最適(エンジン始動がメインの車)

👉 例:一般乗用車、スポーツカー、空冷VWビートルなど


🟡 YellowTop(イエロー)

用途:エンジン始動+ディープサイクル(両用タイプ)

  • スターター性能と深放電耐性を両立
  • 繰り返し充放電に強く、放電後の回復力も高い
  • 長時間電装品の使用する車/冷蔵庫、ウインチ

👉 例:キャンピングカー、オフロード車、電装品が多い車


🔵 BlueTop(ブルートップ)

用途:船舶・マリン用バッテリー

  • 内部構造・性能は基本的にYellowTopと同等
  • ただし予備の端子がついており、船舶の電源として、また自動車のサブ電源としても使いやすい

👉 例:ボート、ヨット、マリンジェット、キャンピングトレーラーなど

空冷ビートルに適しているのは「レッドトップ(RedTop)」

空冷ビートルの電装品は、ドラレコ、カーラジオ、ETCくらいなもので、バッテリーの用途の殆どはスターターです。

エンジン始動に強く、空冷ビートルにあう「RT-925S-L」(レッドトップ925SL)を選びました。

ちなみに末尾の「L」は端子の位置のこと。空冷ビートルは「L」を選びましょう。)

オプティマ「RT-925S-L」と、ボッシュ 「PSIN-6C LN」性能比較

オプティマRT-925S-L」(レッドトップ925SL)と、ボッシュ 「PSIN-6C LN」と比較を行いました。

新しくするオプティマRT-925S-L」(レッドトップ925SL)

今まで使っていたボッシュ 「PSIN-6C LN」

バッテリー名 CCA サイズ(長さ×幅×高さ)
ボッシュ PSIN-6C 570A 242mm×175mm×190mm
オプティマ RT-925S-L(RedTop) 730A 237mm×170mm(底)×195mm

サイズはほぼ同じ。

大きく異なるのはCCAの値です。約30%オプティマ(Optima)のほうが高いです。これは寒冷地や長期間放置後でも、スターターモーターを力強く回せる。瞬発力に優れるということを意味します。

CCAとはコールド・クランキング・アンペア (Cold Cranking Ampere) **」で、低温時のエンジン始動能力を示す指標でこれが高いとエンジン始動力が強い。注)CCA -18℃の環境下で、12Vバッテリーが10秒間に出せる電流(アンペア)」**を測定した値です

オプティマバッテリーの取り付けに関して

バッテリーの位置

バッテリーは後部座席の下にあります。

バッテリーのあるところ
後部座席のマットを外すとバッテリーが見えます。

問題発生、バッテリーが固定できない

交換作業に関しては簡単ですが、最後に問題発生です。
オプティマ(Optima)バッテリーを固定できません。ボッシュには問題なく固定できていました。

バッテリー固定用の金具(爪)がオプティマバッテリー底面にかからないのです。

原因1– バッテリーのサイズ
ボッシュ(Bosch)175mm はレッドトップ(RedTop)170mm 5mm短いからかもしれません。

原因2 バッテリー下の補修
バッテリー下の腐食を修理した跡があります。それで取り付け寸法が微妙に変わったのかもしれません

スペーサーで解決

オプティマバッテリー設置しました。
オプティマバッテリーはこんな感じで収まっています

バッテリーを購入したお店に相談したところ、スペーサーを使えば解決できるとのことでした。
ただ、通常は空冷ビートルにスペーサーは必要ないそうです。
もしかすると、過去の修理の影響かもしれません。

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オプティマバッテリースペーサー
右がスペーサー

これを、バッテリーの底にパチンパチンと取り付けます。

このアダプターを装着することで、バッテリーが、爪にかかりしっかり固定できるようになりました。

オプティマバッテリー固定スペーサー
別の角度からオプティマバッテリー用スペーサーを見る
別の角度からスペーサーを見る

プラス端子にキャップを忘れずに

プラス端子には必ずキャップを付けておかないと、走行中の振動でリアシート裏のスプリングに当たってショートする危険があります。

オプティマバッテリー プラス端子にキャップを忘れずに。
プラス端子にキャップを忘れずに。

まとめ

ボッシュ(Bosch)と比べると価格は約2.5倍です。 ボッシュ(Bosch)がいいか、オプティマ(Optima)がいいか? 一見高価に見えますが、ボッシュ (Bosch)を3回交換(約9~10年分)する 費用とほぼ同じです。コスパ的には判断が難しいところ。

ただし私がオプティマを選んだ理由は:

✓ 交換の手間が1回で済む
✓ 高いCCA値による確実な始動性能
✓ メンテナンスフリーで安心
✓ JAFの方も認める信頼性

旧車オーナーとして「安心して長く乗りたい」なら、 オプティマは良い投資だと感じています。交換して特に大きな変化があったわけではありませんが、ひとつ言えるのは“安心感”が増したこと。それから、後部座席の下に、あの赤いオプティマバッテリーを見つけると、なんだかちょっと嬉しくなります。

JAFを呼んだときに(ちょっと問題があって)、スタッフの方がバッテリーを見て。

「あっ、いいバッテリー積んでますね。ジャンプスタートの時、このバッテリーだけでエンジンかかっちゃうんですよ。」

プロも認めるバッテリー、嬉しくなっちゃいました。

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