空冷ビートルに、3点式リトラクタブル シートベルトを取り付けてみた。
今回は試しに運転席だけ。
これまでは3点式でもリトラクタブル シートベルトではなかった。ベルト外すとバックルがブラブラして、ボディにあたったり、いつもゆるゆるで安全とは言えなかった。
Aliexpressで見つけた格安品。

本来なら、安全に関わるシートベルトのようなパーツをAliexpressで買うのは、ちょっとどうかと思う。
でも……今回は、価格の安さに負けてしまった。
注文から1週間ほどで届いた。
届いたのは「SAINUO(赛诺)」という中国ブランドの製品だった。

ちゃんと公式サイトもあるので、それなりにしっかりしたメーカーのようだ。
追記:
その後、助手席もリトラクタブル シートベルトにしようと、もう一度注文したのですが──
届いたのは、なぜかブランド名の記載がない製品だった。
どうやらAliexpressでは、同じ商品ページでも、二回目に注文すると微妙に違っていたり、写真と実物がよく見るとちょっと違っていたりする。
――これもまた、「Aliexpress」という名の小さな冒険、なのかもしれない。
見た目の品質も悪くない。
国産車と比べても、大きな違いは感じられなかった(あくまで“見た目は”だけど)。
ただ、ビートルに装着するには、専用のブラケットが必要。
これはFLAT4で購入した。

ブラケットには小さな突起がついていて、そのせいでベルト金具がうまく密着しなかった。

このままではグラついて不安だったので、ちょっと厚めのゴムワッシャーを挟んで固定することにした。
ナットは緩み止めがついたものを使った。
おさまりがよくなり、取り付けもしっかり安定。
こういう“ひと工夫”があると、DIYの満足感もちょっと上がる。
ブラケットの取り付け向きは、YouTubeを探して確認した。
最終的には、写真のような向きが正解だったようだ。

なんとか取り付けて、シートベルトを締めてみた。
なんだか体にしっくりこなかった。
なぜかこの部分がねじれている。(赤丸)
説明が難しいのだが、赤丸の位置でベルトをひとねじりすると、ちょうどよく体にフィットした。
勢いよく引っ張るとロックもちゃんと機能する。

このリトラクタブル シートベルトのテンションはけっこう強め。
ベルトホルダーなどで少し調整しないと、お腹が圧迫されて、ちょっと苦しくなる。
ホルダーを付けると、今度は完全にベルトが戻らなくなるのが悩ましいところ。。
最初は、こんな現代的なリトラクタブル シートベルトはビートルには似合わないんじゃないか──と思っていた。
けれど、取り付けてみると、それほど違和感はない。

ドラレコなんかよりよっぽど馴染んでる。
そう思って、このあと助手席もリトラクタブル シートベルトにしてみた。
すこしずつ、ビートルが“今どきの車”っぽくなっていく。
そんな変化が、なんだか妙にうれしい。
……もちろん、今どきにはなれないけど。
以下は参考にした Youtube。
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