アドレスのアンダーカウルの劣化 -

気になるアドレスV125の“白化現象”

アドレスV125──いつも気になっていたことがあった。

アンダーカウルの白化だ。
これのせいで、このスクーターがなんだか古ぼけて見える。

他のアドレスを見ても、同じようになっている。
──つまり、アドレスの“持病”みたいなものなのだろう。

まあ、しょうがないとは思いつつ、つい検索してしまった。

「アドレス　アンダーカウル白化」

白化について調べてみると、いくつかの方法を紹介する記事が出てきた。

「炙れば黒さが戻る」──そんな記事もあった。
ヒートガンは持っていたので、ちょっとだけ試してみた。
けれど、ムラになってしまって、とても満足できる結果ではなかった。

シリコンスプレーも持っている。

たしかに、黒くはなる。。
でも、長持ちしないし、雨に濡れると水滴の跡が白く残ってしまう。
ステップに塗ると、足が滑ってとても危ない。

たとえば「黒樹脂復活剤」。

Amazonでも販売されていて、価格はだいたい2,000円前後。

安いものもあるけれど、薬剤の量が少なく、とてもアドレスのアンダーカウル全体をカバーできるとは思えない。

そもそも、そこまで強い不満があるわけでもない。
わざわざ高いお金をかけるほどのことじゃない──そんなふうに思ってしまう。

そもそもこのバイク、買ったときから少し古ぼけていた。
だからまあ、「そこまでしなくても……」いいかと、半分あきらめていた。

いつものように、AliExpressを眺めていたときのこと。

AliExpressの面白さって、びっくりするほど安いことだ。
その“驚き”のために見ているようなものかもしれない。

そのとき見つけたのが、黒い容器に入った怪しげなクリーム。
価格は、なんと250円。（値段は変動する）
注）送料は300円、ほかの商品とあわせて1,500円以上ご注文すると送料無料

「塗るだけで黒が戻る」──そんなBefore/Afterの写真が添えてあった。

まるで、ネット広告でよく見る「顔のシミがこのクリーム一拭きで消える」という、あの怪しい宣伝のようだ。たいていは「どうせ画像加工だろ」と思ってしまう。

正直、今回も期待なんてしていなかった。──でも250円だ。

スマホの保護ガラスやケースを買うついでに、なんとなくカートに放り込んだ。
それくらいの気持ちだった。

ところが──これが、なかなかすごかった。

黒さが、戻るのだ。

Before　　 After

ひと塗りした時、思わず「おお……」とおもった。とても330円の効果ではない。

劣化してグレーになったカウルに、そのペーストを塗り込むと、黒さが浮かび上がってくる。

場所によって素材が違うのか、効果には差がある。濃く戻る部分もあれば、うっすら染まる程度のパーツもある。

まあ、それは目をつぶろう。

そして、1〜2ヶ月もすれば、また少しずつ色があせてくる。
本音を言えば、半年くらい持ってくれたらいいんだけど……。

でも、この価格でこの効果なら、文句はない。アンダーカウルの白化を手軽になんとかしたいと考えているなら、一度試してみる価値はある。

「おお」とつぶやいてしまう、その瞬間には、
ちょっとした感動すらあるのだから。

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