小学生のときのお盆休みの続きです。
父には墓参りの他に、もう一つ目的がありました。
それは、祖母に「ハービー」をみせることでした。
父は自慢げに、「ハービー」に祖母を乗せ、親せきの家や、墓まいりに出かけます。
祖母に、「どうこの車?西ドイツ製なんだ。(ちょっと自慢)」
「少しうるさいね、この車。」
祖母が、音に気づいたのにはすこし驚きました。
父は思いもよらぬ祖母の言葉に、すこし凹んでいる様子だったかもしれません。
ぼくの目的といえば、「かぶと虫」を捕まえることでした。

まだ薄暗い朝、祖母とまだともっている街路灯の下を見ながら歩きます。
本物の「かぶと虫」が、明かりにぶつかり、脳震盪?を起こして落ちていることがあります。それを拾うわけです。
ひと夏に7-8匹に取れたと記憶しています。
父の盆休みも終わりになり、帰宅の途に付きました。
夏休みのメインイベントも終わり、ちょっとブルーで名古屋に帰るのです。
父と、ぼくの夏の「かぶと虫」の思い出でした。
おばあちゃん、またくるからね。
応援クリックおねがいします。
にほんブログ村