8. 夏休みの「かぶと虫」

小学生のときのお盆休みの続きです。

父には墓参りの他に、もう一つ目的がありました。

それは、祖母に「ハービー」をみせることでした。

 

父は自慢げに、「ハービー」に祖母を乗せ、親せきの家や、墓まいりに出かけます。

祖母に、「どうこの車?西ドイツ製なんだ。(ちょっと自慢)」 

「少しうるさいね、この車。」

祖母が、音に気づいたのにはすこし驚きました。

父は思いもよらぬ祖母の言葉に、すこし凹んでいる様子だったかもしれません。

 

ぼくの目的といえば、「かぶと虫」を捕まえることでした。 

本物「かぶと虫」

まだ薄暗い朝、祖母とまだともっている街路灯の下を見ながら歩きます。

本物の「かぶと虫」が、明かりにぶつかり、脳震盪?を起こして落ちていることがあります。それを拾うわけです。

ひと夏に7-8匹に取れたと記憶しています。

 

父の盆休みも終わりになり、帰宅の途に付きました。

 

夏休みのメインイベントも終わり、ちょっとブルーで名古屋に帰るのです。

父と、ぼくの夏の「かぶと虫」の思い出でした。

 

おばあちゃん、またくるからね。

 

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