この部品、坂道やコーナーリングでガソリンが片寄っても、燃料メーターが揺れなくする装置だと思ってました。
でも、そうではありませんでした。
12V-14Vと変動する電圧を一定に保つ装置なんです。

電圧を一定にする装置だったんだ
目次
本当の役割:電圧の安定化
なぜ、電圧を一手に保つ必要があるか。
燃料メーターは、電気の流れを使ってガソリンの量を表示しています。


その電気は、タンク内のフロートの動きで変化します。
ここで重要なのが「電圧(電気の強さ)」です。
電流は、電流=電圧÷抵抗で決まるため、電圧が変動すると、同じガソリン量でもメーターの表示がズレてしまいます。

電流=電圧÷抵抗 Ωの法則、おもいだした
そのため、変動する電圧を一定に保つフューエルゲージスタビライザーが必要なんです。
フューエルゲージスタビライザーは2種類あった
古いタイプはバイメタルを使ったバイブレーター式、新しいタイプはダイオード式。
どちらも目的は同じですが、仕組みがまったく違います。

今はほとんどダイオード式になってるね

| 項目 | バイブレーター式 (旧型) | ダイオード式 (新型) |
| 動作の特徴 | バイメタルの特性を利用。 発熱→OFF 冷却→ON 発熱→OFFを繰り返し、まさにバイブレーションでメカニカルに電圧を安定させる | ダイオードで電子的に電圧を安定させる |

では、燃料の揺れによるブレを抑えるのはどこ?
その秘密は、燃料計(メーター)の中に組み込まれたバイメタルを使った装置にあります。

メーター内部にもバイメタルを使った装置があり、熱によってON/OFFを繰り返すことで、ガソリンの揺れによる変動を抑えています。
つまり、ガソリンが揺れても針が安定して見えるのは、このメーター内の機構のおかげなんです。
まとめ
現代の車は燃料メーターもECU(車載コンピューター)で管理されていますが、空冷ワーゲンにコンピューターなんて一切なし。
熱と接点のON/OFF、もしくはダイオードだけで燃料計を正確に動かしてしまう。
旧車の設計って、シンプルだけどちゃんと考えられてるんですね。



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