シートスプリングが折れて、おしりに刺さった。
空冷ビートルの運転席側シートを交換しました。
運転中、どうにもお尻に違和感がありました。振動のたびにチクッと、何かが刺さっているような感触でした。
帰宅して確認してみると、シートには小さな穴があいていて、底から針金がのぞいていました。その針金は、シートスプリングが折れたものでした。
結束バンドで応急処置をしてみましたが、シートスプリングの力はとても強く、しばらくすると結束バンドもその強さに耐えられなくなり、またシートからスプリングの先が飛び出してきます。
交換するパーツが有るのか、フラット4をのぞいてみました。びっくりするくらい高価です。
中古品はないかと、ヤフオクを探す。
中古品はないかと思い、そんな甘い期待を胸に、ヤフオクをしばらくの間覗いていましたが、影も形もありませんでした。
「ああ、やっぱりダメか……」と半分あきらめかけましたが、送料は高くなりそうでしたがeBayにあるかもしれないと思い、覗いてみました。
eBayでまさに探していたものが
eBayにそのものズバリのシート一式を見つけました。年式も運転席側であることも、条件は完璧でした。
おまけに、新しいシートカバーまで付いていました。まさに探していた以上のシートでした。
価格は100ドル、送料も同じく100ドルでした（このときのレートは、1ドル＝109円でした）。
送料が100ドルなのにためらいましたが、クリックしました。たぶん、これを逃したら、もう二度と出てこないと思ったからです。
届いた、待望のリビルトシート
注文してから5日後、大きな箱が家に届きました。持ち上げてみると、ずっしりとした重さでした。送料100ドルは、むしろ安かったかもしれません。
さっそく開けてみました。スプリングは黒く塗装され、クッションはスポンジに新しく張り替えられていました。
中には、小さなメモが一枚、同封されていました。
「このシートには40個のスプリングコイルを使っていて、オリジナルより品質は向上しています。耐久性もあります。」
そんなふうに書かれていました。
ちょっとした問題
いつもの修理工場で取り付けをしてもらいました。
工場からの帰り、信号待ちで、ちょっとした問題に気がつきました。信号が見えないのです。
新しいシートは座面がほんの少し高いようでしたが、軽く前傾姿勢で対応することで良しとしました。
それでも、大満足
結果的にリビルトシートには満足しています。
いまのビートルの小さな問題を、一つひとつ直していく過程はとても面白いです。
eBayの空冷ビートルのパーツを眺めていると、ヤフオクとは違うものがあり楽しいです。
送料を除けば、値段は安いのですが。。
まだまだ直したい部分はたくさんあります。
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